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ナルニア国物語 第2章:カスピアン王子の角笛

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2008年 アメリカ

監督/脚本 アンドリュー・アダムソン
脚本 クリストファー・マーカス
    スティーブン・マークフィリー
出演 ベン・バーンズ
    ウィリアム・モーズリー
    アナ・ポップウェル
    スキャンダー・ケインズ
    ジョージー・ヘンリー
撮影 カール・ウォルター・リンデンローブ
音楽 ハリー・グレッグソン=ウィリアムズ
原作 C・S・ルイス 『カスピアン王子のつのぶえ』
配給 ウォルト・ディズニー・カンパニー

『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズでやりつくされたかに思われた、神話的伝記映画の2作目。
1作目の『ライオンと魔女』ははっきり言ってかなり退屈だった。

問題は3つあった様に思う。
主要キャラクター(4人兄妹)がまったく魅力的でないこと。
スケールがかなり小さいこと。
観客側が分かりきっていることを時間をかけてやりすぎ。

ちなみに一番下の事項に関しては特に大きかった。観客としては4人兄妹がナルニアで戦うってことは予告や前情報で重々理解している。
だが映画内ではそこのスタートラインに経つまでが長い長い。まず一人迷い込んで…理解するまで時間かかって…思わず「さっさとしろよ」と思ってしまう。
もしあの4人がもう少し魅力的であれば見れたのかもしれないが、大して面白いキャラクターでもない。

今作ではその反省があるのか、なんとか先の展開を読ませまいとしたのかもしれないが、ストーリーはもはやグチャグチャと言っていい。
そしてその他の2つの問題に関しても全く変わっていない。

ストーリーが破綻している原因はやっぱりキャラクターに魅力がないことが一つと、全ての事象の理由が非常に雑なんだと思う。
例えばアスランが今まで姿を消していた理由、人間がナルニアを滅ぼそうとする理由、ラストに兄妹が現実に戻らなければならない理由…など。
それらがめちゃくちゃ説得力がないし、無理やり押し切っているように見える。

キャラクターに関しては4人兄妹がいい子ちゃんばかりだし、薄っぺらい印象しかない。原作を読んでいないので分からないが、いくら児童向けと言えどもちょっと軽すぎる気がした。
役者さんが違えばもう少し違ったのかもしれないが。

ただ、1作目に比べるとお金はかかっている様に感じた。戦闘シーンもCGを頑張っていたと思う。
…しかし、『ロード・オブ・ザ・リング』の影響力が大きいことは否めない。
それらのアクションにまったくオリジナリティを感じない。既視感満載だ。
ねずみの剣士にしても『シュレック』に出てきた、長靴をはいた猫に他ならない。
そんなつもりはないと思うが、残念なことにパクリにしか見えない。

第三作目を制作予定だったが、配給のウォルト・ディズニーが手を引いたらしい。
残念だが、懸命な判断だろうと思う。

最近、自分の選ぶ映画のセンスのなさに驚く。。
しかしこういう作品は気楽に観れてしまうので、忙しい時はどうしてもこういった類の作品に寄ってしまいがちだ。
もう少し地に足のついた映画を観るように心がけよう…。

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